
SNSを見てると「未経験から3か月で月5万円」みたいな投稿ばっかり流れてきて。Webライターとか動画編集とか、どれを始めたらいいのか分からなくなってきました。





あれだけ見かけると、迷いますよね。どれも簡単そうに見えるからこそ、選べなくなるんだと思います。





実際のところ、どれくらいで稼げるようになるものなんですか?





それを調べてみたんです。そうしたら、意外な答えが出てきましたよ。
この記事で扱うテーマ
もてはやされている副業TOP5
このブログで、2026年10月に「副業 おすすめ」などで検索上位に出てくる記事を調べたところ、よく勧められていたのはこの5つでした。
| 順位 | 副業 | よく使われる言葉 |
|---|---|---|
| 1 | Webライター | 未経験OK、AIで効率化、月5万円 |
| 2 | 動画編集 | スマホでも可、AIで短時間、月5万円 |
| 3 | プログラミング | 高単価、将来性、未経験から月5万円 |
| 4 | スキル販売・クラウドソーシング | 登録無料、スマホ1台、スキマ時間 |
| 5 | SNS運用代行 | SNS好き、AIで効率化、月1万〜10万円 |
2026年10月5日時点、検索上位の記事約20本をこのブログで集計。検索結果は時期や地域で変わります
どれも「未経験」と「月5万円」がセットで語られています。
ただ、実際に副業をしている人の中身は、かなり違います。正社員の副業で一番多いのは接客・販売のアルバイトで、ライターやプログラミングは数%しかいません。
「月5万円まで○か月」を示すデータはなかった
先に結論を書きます。「この副業なら何か月で月5万円」と言える、信頼できる統計は見つかりませんでした。
あれだけ「月5万円」と書かれているのに、その期間を、人数と調べ方のはっきりしたデータで示している記事は、見当たらなかったんです。
参考になるのは、副業をしている人全体の収入です。
| 副業経験者の月収 | 金額 |
|---|---|
| 平均 | 5.4万円 |
| 中央値(真ん中の人) | 3.0万円 |
| 一番多かった額 | 1.0万円 |
出典:Job総研「2025年 副業・兼業の実態調査」(副業経験者140人)
平均は5万円を超えていますが、一番多いのは月1万円。一部の大きく稼ぐ人が、平均を引き上げています。


ネット上の経験談は宣伝がほとんど





でも、ネットには「〇か月で月〇万円達成」って報告がたくさんありますよね。





そこも調べました。条件をひとつ付けたら、ほとんど残らなかったんです。
月ごとの収益の推移を公開している個人の記録を、6つの副業で集めてみました。条件は、スクールや教材、有料の記事への誘導がないこと。
| 副業 | 宣伝なしで、月ごとの推移が分かる記録 |
|---|---|
| Webライター | 1〜2件 |
| 動画編集 | 1件 |
| プログラミング | 0〜1件 |
| SNS運用代行 | 0件 |
| ブログ | 1件 |
| YouTube | 1〜2件 |
2026年10月、noteや個人ブログで公開されている収益報告をこのブログで調査。各副業10人分を目標にしたが、すべて届かなかった
「〇か月で月〇万円」という報告はたくさんあります。ところが、その多くは最後に、稼ぎ方を教える有料の記事や教材の販売につながっていました。
「月10万円」の中身
象徴的だったのが、SNSを使った副業の記録です。6か月目に月10万円を達成した、と書かれていました。
内訳を見ると、こうです。
| 稼ぎ方を教える記事の販売 | 9万円 |
| SNS運用代行そのもの | 1万円 |
月10万円の大半は、副業そのものではなく「稼ぎ方の販売」でした。しかも同じ記録では、3か月続けた時点の収益は累計4,200円だったと書かれています。
消費者庁も2025年6月、「初心者でも簡単に稼げる」「月50万円が当たり前」といった言葉で、副業の高額なサポート契約に誘う事業者について注意を呼びかけています。
出典:消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」(2025年6月26日)


数少ない記録が示す 副業ごとの道のり
それでも、宣伝のない記録や、公式に決まっている条件から、ある程度の道のりは見えてきます。成功例には、必ず「ついていた条件」を並べて見てください。
Webライター
2か月目で月10万円近くに届いた記録がありました。ただしこの人は、前職の人事・コンサルの経験を活かした案件を受けています。AIを使って始めた別の記録では、3か月目で月3.4万円。最初の時給は約200円でした。
未経験OKの案件の単価は、1文字0.2円〜2.0円と幅があります(2026年10月5日時点、クラウドワークス)。
動画編集
案件を受ける仕事なので、初月から売上が立った記録があります。3か月目には月5万円台。ただ、その人は約半年、月10万円に届かないまま動画編集をやめていました。
未経験OKの案件は、トライアルで1本5,000円以下のものが中心です。
プログラミング
2か月勉強して、3か月目に初めての収益(1.5万円)、4か月目に月5.8万円という記録がありました。ただしもともとライターとデザインの副業経験がある人です。最初の数か月は、収益0円の勉強期間になります。
SNS運用代行
宣伝のない月ごとの記録は、1件も見つかりませんでした。未経験OKの案件は、運用の補助で300〜400円、リール動画1本で500〜600円が見られました(2026年10月5日時点、ランサーズ)。
SNS運用代行の仕事の中身は、こちらで詳しくまとめています。
ブログ
知識ゼロから始めた人の記録が、一番参考になりました。
| 1か月目 | 51円 |
| 5か月目 | 月1.5万円 |
| 13か月目 | 月5.5万円 |
月5万円まで1年以上。19か月目の時点で72記事でした。4か月で月6.9万円という記録もありましたが、中古のドメインと、Googleのおすすめ欄(Discover)での一時的なアクセス急増が重なった特殊な例です。反対に、1年続けても収益ゼロという記録もありました。
YouTube
YouTubeは、広告収入を得るための条件が公式に決まっています。
| 広告収入の条件 | チャンネル登録者1,000人、かつ「長い動画の総再生時間4,000時間(過去365日)」または「ショート動画の視聴回数1,000万回(過去90日)」 |
出典:YouTubeヘルプ「収益化の方法を選択する」。条件を満たしたあとも審査があります
約1か月で条件を満たした記録もありましたが、月34本の投稿、複数のチャンネル、バズった動画が重なっていました。別の記録では、条件を満たすまで約8か月半。最初の5か月はほとんど伸びなかったそうです。
うまくいった人に共通していた条件
ここまでの記録を並べると、早く稼げた人には、だいたい次のどれかがついていました。
- 1前職や別の副業の経験がある
- 2投稿や応募の量が、ふつうでは続けられないほど多い
- 3バズやアクセス急増など、偶然の追い風があった
「未経験から」と書かれていても、実は別の土台があったケースがほとんどです。
しかも、収益を公開しているのは、ある程度うまくいった人が中心です。途中でやめた人は、記録を残さないことが多い。ネットで見える道のりは、実際より短く見えていると考えておくのが安全です。


このブログも、まだ途中です





このブログを書いている人は、どうなんですか?





正直に言うと、このブログも、まだ収益が育っている途中なんです。運営者に聞いてみました。



どれだけ厳しめに見積もっていても、アクセスの集まり方には希望的観測が入っていました。



想定より下振れしても、改善点を洗い出して直していく作業が性に合っていたから続けられています。ネットの甘い言葉をそのまま信じていたら、心が折れていたと思います。
続けられるかどうかは、才能より、期待と現実の差をどう受け止めるかで決まるのかもしれません。
副業を選ぶときに見ておきたい3つのこと
- 1「稼げた」話を見たら、その人が何を売っているかを確かめる
- 2すぐお金になる時給型か、時間がかかる単価型かを決めてから選ぶ
- 3最初はお金をかけず、小さく試す
2つ目の時給型と単価型の違いは、こちらで詳しく書きました。
まとめ:収益化を達成するために必要な心構え





3か月で月5万円って、たまたまうまくいった人の話だったんですね。少し気が楽になりました。





そうなんです。最初から長めに見積もっておけば、思うように伸びない時期も、失敗だと思わずに済みますよ。
今日の内容を整理します。
- 1もてはやされる副業は、どれも「未経験から月5万円」とセットで語られている
- 2月5万円までの期間を示す、信頼できる統計はなかった。副業の月収で一番多いのは1万円
- 3宣伝のない収益記録は、副業ごとに0〜2件しか見つからなかった
- 4早く稼げた人には、前職の経験・大量の作業・偶然の追い風がついていた
- 5稼げた話は、その人が何を売っているかまで見る
副業そのものが悪いわけではありません。問題は、期間と条件が見えないまま始めてしまうことです。
最初から長めに見積もって、思うように伸びない時期も含めて選ぶ。そのほうが、結局は長く続けられます。





まずは1年かかるつもりで、お金をかけずに試せるものから選んでみます。





いい心構えです。長く見積もった人ほど、途中であきらめずに済みますからね〜。


次に読む
思うように伸びない時期に、やる気が続かなくなったときは、習慣化の研究から分かった「挫折しない工夫」をこちらで紹介しています。
「続ける」ステップのほかの記事は、まとめから読めます。迷ったときに戻れる、5つのステップの入口も載せています。







