
何をやっても続かないんです。筋トレも、勉強も、副業のために始めようと思ったYouTubeも、どれも1か月くらいで終わってしまって。





始めては終わる、をくり返すと、自分が嫌になりますよね。





自分は飽き性で、根性がないんだと思います。





結論から言うと、続かないのは性格だけのせいではありません。活動の中身と、あなたの得意や好きが噛み合っていないことが多いんです。今日は、自分に合う活動の見つけ方を一緒に考えてみましょう。
この記事で扱うテーマ
結論:続かないのは活動と自分の性格の相性の問題
何をやっても続かないと、「自分は飽き性だから」「根性がないから」と考えてしまいがちです。でも、多くの場合、原因は性格ではありません。
続くかどうかを分けるのは、その活動の中身が、自分の得意や好きと噛み合っているかどうかです。噛み合っている活動なら、気合いがなくても、自然と手が伸びます。
このブログの運営者も、自他ともに認める飽き性です。それでも、ブログだけは続いています。





気合いと根性で続けられる天才みたいな人もいるだろうけど、凡人だって、環境や工夫でいくらでも戦えると思うんです。
この記事では、なぜ続かないのか、どんな活動なら続くのかを、運営者の経験を見本にしながら整理します。
そもそも「続かない」ことは珍しくない
まず知っておいてほしいのは、続かないのはあなただけではない、ということです。
| 調べたこと | 分かったこと |
|---|---|
| 新年の目標(スウェーデンの約1,000人) | 1年後も続けられていたのは、約55%。半分近くの人は続かない |
| 習慣になるまでの日数(ロンドン大学) | 平均66日。人や内容によって、18日から254日まで幅がある |
| 「ブログは9割が1年以内にやめる」 | よく見かける数字だが、調べた範囲では確かな出典が見当たらない |
出典:Oscarsson ほか「A large-scale experiment on New Year’s resolutions」(PLOS ONE、2020年)/Lally ほか(European Journal of Social Psychology、2009年)。PsyBlogの解説より
習慣になるまでの期間は、人によって何倍も違います。1か月で続かなかったとしても、それだけで「自分はダメだ」と決めつける必要はありません。
ブログの「9割がやめる」のような数字も、出どころがはっきりしないものが多くあります。数字に振り回されず、自分に合うかどうかで考えれば大丈夫です。





でも、運営者さんも飽き性なのに、ブログは続いているんですよね。何が違ったんですか?





運営者さんも、ブログの前にいくつも活動を始めては、やめてきたそうです。その話から聞いてみましょう。
運営者の場合:note・YouTube・ポッドキャストは1か月ほどしか続かなかった
運営者は、ブログを始める前に、note、YouTube、ポッドキャストで発信をしていました。どれも続いたのは1か月前後です。





やめた理由は、端的に言うと面倒くさくなってしまったからです。改めて自己分析すると、投稿する手間に対して、見返りが感じられなかったんだと思います。





すぐに結果が出るわけないんですけど、再生も閲覧も伸びない、収益化もすごく遠く感じる、でも投稿するのに手間はかかる。それを続けるだけのモチベーションと胆力が、私にはなかったなと思います。
実際、YouTubeで広告収入を得るには、チャンネル登録者1,000人と、直近12か月の総再生時間4,000時間などの条件があります。始めたばかりの人にとっては、遠く感じて当然の道のりです。
出典:YouTubeヘルプ「YouTube パートナー プログラムの概要と参加資格」





自分のことは、ものすごく飽き性だと思います。ゲームでもなんでも3か月続けばいい方で、何事も広く浅く経験してるタイプ。それは自分のコンプレックスでもあるんですけど。
見返りは「お金」だけじゃない
運営者が口にした「手間に対して見返りが感じられない」。ここで大事なのは、見返りとは何かです。
見返りというと、まずお金を思い浮かべるかもしれません。でも、運営者はこう話しています。





お金が欲しいだけなら、スポットバイトやフードデリバリーをするのが最適解になってしまいますよね。
お金だけが見返りなら、すぐにお金になる仕事が一番です。それでも人が発信や趣味を続けるのは、お金以外の見返りがあるからです。見返りには、大きく2つの種類があります。
| 外から来る見返り | 中から来る見返り | |
|---|---|---|
| 例 | お金、再生数やPV、いいね、コメント | 作業そのものが楽しい、得意が活きる、自分で決められる、うまくなっていく実感 |
| 受け取れるまで | 時間がかかる | やるたびに、すぐ受け取れる |
| 自分でコントロール | しにくい | しやすい |
始めたばかりのころは、外から来る見返りはほとんどありません。続く人は、外の見返りが届くまでのあいだ、中から来る見返りで走っています。
心理学でも、人は「自分で決めている」「できるようになっている」と感じられると、やる気が続きやすいと考えられています(自己決定理論)。逆に、もともと楽しかったことでも、報酬だけが目的になると、続ける気持ちが弱まることがあるという実験もあります。







中から来る見返り……。自分にとって楽しい作業って、何なんだろう。





それを見つけるには、活動を「作業」に分けてみるのが一番です。
活動を「作業」で分けてみる
ひとくちに「発信」と言っても、中身はたくさんの作業の組み合わせです。
| 活動 | 主な作業 |
|---|---|
| ブログ | 企画を考える、調べる、文章を書く、見た目を整える、数字を分析する |
| YouTube | 企画を考える、台本を作る、カメラの前で話す、動画を編集する、サムネイルを作る |
| ポッドキャスト | 話すテーマを決める、マイクに向かって話す、音声を編集する |
| SNS・note | 短い文章を書く、反応を見ながら発信する、人と交流する |
| イラスト・ハンドメイド | 手を動かして作る、見せ方を考える、販売する |
同じ活動でも、どの作業が好きで、どの作業が苦手かは人によって違います。そして、苦手な作業が活動の中心にあると、毎回それが「手間」になって、続かなくなります。
運営者の場合:企画と戦略は好きでクリエイティブは苦手





私の場合は、企画を考えたり戦略を練ったりするのは好きな一方で、クリエイティブな作業は苦手だったんです。





ブログでは、戦略や企画を考えたり、作業の方向を決めたりすることに集中しつつ、苦手なクリエイティブはAIが大部分を代わりにやってくれています。そのサイクルが、私という人間の特性にうまくハマったんだと思います。
運営者がブログを続けられているのは、ブログが「すぐに稼げた活動」だからではありません。好きな作業が中心で、苦手な作業を減らせる活動だったからです。
運営者は、ブログならではの良さとして、こんな点も挙げています。





ブログは、ASPなどに登録すれば、収益を生むための土台が整います。YouTubeは収益化までに厳しい条件があり、noteも有料記事は誰でも出せるけど、プラットフォームが共通だから自由度は低く、差別化も難しい。ブログは土台さえ作ってしまえば、あとは自由に戦略を立てられて、目標が掴めそうな感じが他より強い気がします。
「自由に戦略を立てられる」は自分で決められる感覚、「目標が掴めそう」はできるようになっていく感覚です。どちらも、中から来る見返りにあたります。
人によって自分に合う作業は異なる
もちろん、運営者と逆の人もいます。
- 作ることは好きだけど、ロジカルに考えるのは苦手な人 → イラストや動画編集、ハンドメイドなど、手を動かす作業が中心の活動
- カメラやマイクに向かって、自分の声で話すのが楽しい人 → YouTubeやポッドキャスト、ライブ配信
- 調べて、分かりやすくまとめるのが好きな人 → ブログや解説系の発信
どれが正解ということはありません。自分の好きな作業が、活動の中心にあるかどうか。それが、続くかどうかの分かれ道です。調査でも、強みを毎日使っている人は、そうでない人より仕事に熱中しやすいという結果が出ています。
出典:Gallup「Employees Who Use Their Strengths Outperform Those Who Don’t」(2014年)


自分に合う活動を見つける3つのステップ
では、自分に合う活動はどうやって見つければいいのでしょうか。紙やスマホのメモを用意して、次の3つを試してみてください。
- 1続かなかった活動を、作業に分ける
過去にやめてしまった活動を1つ選び、どんな作業があったかを書き出します。それぞれに「好き」「普通」「面倒だった」をつけてみてください。やめた原因になった作業が見えてきます。 - 2時間を忘れてできる作業と、人によく頼まれる作業を書き出す
活動の種類は問いません。仕事、趣味、学校、家のことなど、何でも大丈夫です。時間を忘れてできることは「好き」、人に頼まれることは「得意」のヒントになります。 - 3その作業が中心になる活動を選ぶ
2で書き出した作業が、たくさん入っている活動を探します。苦手な作業は、AIや道具、人の手を借りて減らせないかも考えてみてください。
3つ目の「苦手な作業を減らす」は、意外と見落とされがちです。運営者がクリエイティブな作業をAIに任せたように、活動は選ぶだけでなく、中身を組み替えることもできます。
自分の好きや得意がまだよく分からない人は、こちらの記事も参考にしてみてください。







合いそうな活動が見つかっても、飽き性だから、また途中でやめちゃいそうで……。





大丈夫です。続けるための工夫も、ちゃんとありますよ。
飽き性でも続けるための工夫
飽き性の人でも続けやすくなる工夫を、4つ紹介します。
いつも「次にやること」を用意しておく
運営者が一番大事にしているのは、これです。





たいしたことをしてるわけじゃないんですけど、サイト設計を意識して、常に次のタスクを用意しておくことですかね。やることがあれば、自然と作業に手が伸びやすくなるし、AIに管理してもらえば、そんなに負荷にもならないですし。
実際、このブログでは、記事のネタや進み具合、公開の予定を一覧にして、AIと一緒に管理しています。次に書く記事が決まっているので、「今日は何をしよう」と迷う時間がありません。
ハーバード大学の研究でも、人のやる気が一番高まるのは、小さな前進を感じられた日だったそうです。次にやることが見えていると、毎日小さな前進を積み重ねやすくなります。
1日休んでも気にしない
習慣についての研究では、1日休んでも、習慣が身につくかどうかへの影響は小さいという結果が出ています。休んだ日があっても、そこで「もうダメだ」とやめてしまわないことの方が大事です。
「〜しない」より「〜する」で目標を立てる
新年の目標の調査では、「お菓子を食べない」のような「〜しない」目標より、「毎朝散歩する」のような「〜する」目標の方が、続いている人の割合が高くなりました(47.1%と58.9%)。
「広く浅く」は弱みじゃない
運営者は、何事も広く浅く経験してきたことを、コンプレックスだと話していました。でも、いろいろな作業を経験してきた人ほど、自分の好きな作業と苦手な作業を知っています。飽き性は、自分に合う活動を見つけるための経験を、人より多く持っているとも言えます。
続かなかった経験は無駄じゃない
最後に、運営者に「続かなかった発信の経験は、無駄だったと思いますか」と聞いてみました。





無駄ではないと思います。その経験があったから、今こうやって続けられるものを見つけられている。いろんな動画や記事を見ても、その裏側でクリエイターがどんなことを意図しているのかまで、意識がいくようになりました。視座が高くなったっていうのかな。何より、その経験が、ナニモノ大全という企画やコンセプトにつながっていますしね。
やめた活動は、失敗ではありません。どの作業が好きで、どの作業が苦手かを教えてくれた材料です。続かなかった経験が多い人ほど、次は自分に合う活動を選べるはずです。
まとめ:凡人でも環境と工夫で戦える
- 1続かないのは珍しくない。習慣になるまでの期間は、人によって何倍も違う
- 2見返りはお金だけじゃない。続く人は「中から来る見返り」で走っている
- 3活動を作業に分けると、合う・合わないが見える
- 4好きな作業が中心の活動を選び、苦手な作業はAIや道具で減らす
- 5次にやることを用意しておけば、飽き性でも続けやすい





自分が飽き性でダメなんじゃなくて、作業が合っていなかっただけかもしれないんですね。まずは、やめてしまった筋トレとYouTubeを作業に分けて、何が面倒だったのか書き出してみます。





いいですね。面倒だった作業が分かれば、次に選ぶ活動のヒントになりますよ。あなたに合う場所は、きっと見つかります。
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