
スタバでMacを開いて作業するのに憧れてるんです。でも「ダサい」とか「意識高い系」って思われそうで、なかなか踏み出せなくて。





その気持ち、よく分かります。ネットでは、そういうからかい方をよく見かけますもんね。





実際のところ、周りの人はどう見ているんでしょう?





調べてみたら、思っているよりずっと気にされていないことが分かりました。順番に見ていきましょう。
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結論:ダサいと思っている人は少数派
結論から言うと、カフェで仕事をする人を否定的に見ている人は、少数派です。
インターネットで任意に回答した500人を対象にした調査では、カフェで仕事をする人を見たことがある人は94.4%。そのうえで、こんな結果になりました。
| カフェで仕事をする人をどう思うか | 割合 |
|---|---|
| 良いと思う | 19.8% |
| どちらかといえば良いと思う | 47.2% |
| まったく良いと思わない | 5.0% |
出典:エミリス調べ「カフェでの仕事に関する意識調査」(2024年12月25日〜2025年1月5日、インターネットで任意に回答した500人)。Web担当者Forumの記事より
この調査では、「良い」「どちらかといえば良い」と答えた人が合わせて約67%。「まったく良いと思わない」は5%でした。少なくともこの結果からは、否定的な見方が多数派とは言えません。
同じ調査では、嫌われる行為も聞いています。
| カフェで仕事をする人の嫌われる行為 | 割合 |
|---|---|
| 店内での会話や、大きな声でのリモート会議 | 49.8% |
| 混雑していても長時間居座る | 31.6% |
| 大きな席を占領する | 10.8% |
出典:同上
上位はどれも、使っているPCとは関係のない「行動」です。嫌われているのはMacではなく、周りに迷惑をかける使い方だと分かります。


なぜ「スタバでMac」はからかわれるようになったのか
それでも「スタバでMacはダサい」というイメージが残っているのには、いくつかの背景があります。
2012年ごろのノマドワーカーブーム
2012年ごろ、「ノマドワーカー」という言葉が流行りました。もともとは「場所にしばられず、どこでも仕事ができる働き方」という意味です。
ところが、この言葉が「カフェで仕事をすること」として広まりました。すると、「コーヒー1杯で長居する」「自称起業家が多い」といった批判も一緒に広がりました。
「ドヤ顔」と結びついたMac
カフェで作業する人をからかう言葉は、ネットから生まれたものです。家電Watchのコラム(2016年)は、Macが好きではない人たちが言い始めて広まったと書いています。
当時のMacは、「仕事ができる人」「センスがいい人」に見せたい人の象徴として扱われていました。スタバでMacBook Airをドヤ顔で使うことを指す「ドヤリング」という言葉まで生まれています。
スタバの「ちょっとおしゃれ」なイメージ
プレジデントオンラインの記事(2020年)は、スタバが広まった理由のひとつに「そこそこの高級感」を挙げています。
おしゃれな店で、おしゃれな道具を使う。その組み合わせが、「見せびらかしている」ように見えやすかったと考えられます。
今は「過去のイメージ」になりつつある
東洋経済オンラインの記事(2024年12月)は、「スタバでMacドヤァ」はもう絶滅危惧種で、過去のイメージだと書いています。記事によれば、今のスタバでMacを使う人は多数派ではないそうです。
からかいのイメージは、10年以上前の流行の名残と言えます。
実際、スタバでMacを開いている人は何をしている?
J-CASTニュースの記者が2021年に、都内のスタバ3店舗で実際に観察しています。
| 店舗 | PC・タブレットを使っていた人 | そのうちMac |
|---|---|---|
| 1店目(ショッピングモール内) | 約11人 | 1人(ほかはSurfaceなどが多数) |
| 2店目(10〜15席の小さな店) | — | 1人 |
| 3店目(駅直結の商業施設) | 約18人 | 5人(ほかにiPadが3人) |
出典:J-CASTニュース「スタバでMacBook広げて何してる?ネットで疑問、店内観察して分かった事実」(2021年10月)
Macを使っている人は、思ったより少なかったんです。使い方も、仕事をしている会社員、オンライン講座を受けている人、動画や画像を編集している人、YouTubeを見ながらLINEをしている若者など、さまざまでした。
「Macでドヤっている人」という一つの姿は、実際の店内にはありませんでした。
このブログの運営者も、カフェで作業をしている一人です。





近所の星乃珈琲店をよく使います。スタバや、ドトール、サンマルクカフェで作業することもあります。





カフェでは、ブログの記事作りやサイトの整備、それから会社の事務作業をしています。
見せるためではなく、ただ「やることをやっている」。外から見えている多くの人も、きっと同じです。
「見られている」は思い込みのことが多い





データは分かりました。でも、やっぱり開いた瞬間に見られている気がしてしまいそうです。





そう感じるのは自然なことなんです。人には、自分が思っているほど他人から見られていないのに、見られていると感じてしまう傾向があるんですよ。
心理学では、これを「スポットライト効果」と呼びます。
2000年にアメリカのコーネル大学で行われた実験では、学生に少し恥ずかしいTシャツを着て、ほかの学生がいる部屋に入ってもらいました。
| 割合 | |
|---|---|
| Tシャツに気づかれたと、本人が予想した割合 | 約47% |
| 実際に気づいた人の割合 | 約23.5% |
出典:Gilovich, T., Medvec, V. H., & Savitsky, K. (2000). The spotlight effect in social judgment. Journal of Personality and Social Psychology, 78(2). 日本語の解説はナゾロジーの記事を参照
本人の予想の、半分ほどの人しか気づいていなかったんです。カフェでの実験ではありませんが、人は「自分がどれだけ見られているか」を大きく見積もりやすい、ということが分かります。自分が気にしているほど、周りは自分を見ていません。





最初は、やっぱり緊張しました。カフェでMacはダサいとか、意識高い系とか言われているのも知っていたので。





でも、やることがあれば作業に集中するので、周りの目はすぐに気にならなくなりました。カフェで作業している自分をかっこいいと思うこともありません。もう日常です。


それでもカフェで作業する理由





家で作業すれば、そもそも周りの目を気にしなくていいですよね。それでもカフェに行くのはなぜなんですか?





気になりますよね。そこで、なぜわざわざカフェで作業をするのか、運営者さんにも聞いてみました。





家や自分のテリトリーだと、どうしても気が抜けてしまうんです。カフェのほうが、シャキッと作業できます。





朝、家を出るという行動で活動のスイッチが入りますし、せっかく来たんだから何かやろう、という気にもなります。
カフェで作業する理由をまとめると、次の3つです。
- 1家だと気が抜けてしまうことを防げる
- 2「外に出る」という行動が、作業を始める合図になる
- 3お金と時間を使って来たぶん、「何かしよう」という気持ちになる
ちなみに、ほどよい雑音がある環境は、アイデアを考える作業を助けるという研究もあります。静かすぎる場所よりも、少しにぎやかな場所のほうが、新しい考えが浮かびやすかったという結果です(Mehtaほか、2012年)。
ただし、この研究で調べたのはアイデアを出す作業です。細かい計算のように集中が必要な作業まで、はかどるとは限りません。自分の作業に合う場所かどうかは、実際に試して確かめるのが一番です。
ダサく見えない人がやっていること
ダサく見えるかどうかを決めるのは、PCの種類ではなく、使い方です。押さえておきたいのは、次の6つです。
1. 通話や会議をしない
嫌われる行為の1位は、店内での会話や大きな声でのリモート会議でした。通話が必要な作業は、別の場所に回しましょう。
2. 混んできたら席を譲る
2位は、混雑していても長居することでした。店によっては、混雑時に90〜120分の時間制限を設けたり、コンセントの利用を止めたり、勉強を禁止する貼り紙を出したりしています。店の貼り紙や案内を先に確認するのがマナーです。
3. 長くいるなら追加で注文する
カフェにとって、席は限られたものです。長めにいるなら、ドリンクやフードを追加で頼むのが店への礼儀です。
4. 物を広げない





持っていくのは、PCとトラックボールマウスだけです。公共の場なのであまり物を広げたくないですし、少ないほうがスマートだと思っています。
大きな席を占領することも、嫌われる行為の3位に入っていました。荷物が少ないほど、席選びにも困りません。
5. フリーWi-Fiは使い方に気をつける
総務省が2024年11月に行った調査では、公衆Wi-Fiを使う人の9割近くが、セキュリティに不安を感じていました。
出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」無線LANセキュリティに関する動向
パスワードのいらないWi-Fiでは、ネットバンキングや仕事の大事なやり取りは避けましょう。スマホのテザリングを使うのも一つの方法です。
6. 画面を見られない席を選ぶ
会社の資料や個人情報を扱うときは、壁を背にする席を選ぶと、のぞき見の心配が減ります。
まとめ:大事なのは「何をしに来たか」
- 1カフェで仕事をする人を「良い」と思う人は約67%。はっきり否定的なのは5%
- 2嫌われているのはMacではなく、通話や長居などの迷惑な使い方
- 3「スタバでMac」のからかいは、2012年ごろのノマドブームのころから続く古いイメージ
- 4人は、自分が思うほど他人から見られていない
- 5ダサく見えないコツは、PC選びではなくマナー
周りの目が気になるのは、最初だけです。やることがあって、マナーを守っていれば、カフェで作業する姿はダサくありません。
「カフェで何をしよう」と迷っているなら、MacBookで今日から始められる作業をこちらにまとめています。





知りたかったのは、Macがダサいかどうかじゃなくて、何をしていれば胸を張れるかだったんですね。今週末、やることを1つ決めて、カフェでMacを開いてみます。





いいですね。やることがある人の姿は、ちゃんと自然に見えますよ。いってらっしゃい。


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動き出したあとに、続けるコツを知りたくなったら、「続ける」ステップのまとめをどうぞ。




