
転職して3ヶ月なんですけど、正直、前の会社のほうが良かった気がしてて。通勤は長くなったし、職場にもまだ馴染めなくて。





新しい環境の3ヶ月は、それだけで疲れますよね。自分で決めたことだからこそ、しんどさを誰にも言えなかったりして。





そうなんです。勢いで決めちゃったのかなって。これって、失敗だったんでしょうか。





決めつけるのはまだ早いですよ。後悔には、消えていくものと、残るものがあるんです。
この記事で扱うテーマ
転職を後悔する人は6割。でも今も不満なのは1割
転職して後悔するのは、珍しいことではありません。
過去3年以内に転職した会社員1,000人への調査では、59.7%が転職後に「後悔・失敗した」と感じたことがあると答えています。
出典:識学「転職後の幸福度調査」(2022年)
ところが、国の調査で「今の職場にどれくらい満足しているか」を聞くと、景色が変わります。
| 転職した今の職場への満足度 | 割合 |
|---|---|
| 満足・やや満足 | 54.7% |
| どちらでもない | 34.3% |
| 不満・やや不満 | 10.7% |
出典:厚生労働省「令和7年 転職者実態調査」(2026年9月公表)。1年以内に転職した約13,000人が対象
一度は後悔する人が6割いるのに、今も不満を抱えているのは1割ほど。
調査の対象や時期が違うので単純には比べられませんが、後悔の多くは、時間とともに落ち着いていくと読むことができます。


「前の会社に戻りたい」の正体
転職を後悔している人の声を集めると、よく似た言葉が並びます。
出典:Yahoo!知恵袋への投稿より
そして、こうした相談への回答でよく見かけるのが、この一言です。
選ばなかったほうは、いつも良く見えます。前の会社の嫌だったところは薄れ、良かったところだけが思い出されるからです。
大きな決断のあとに迷いが出るのは、心の自然な反応でもあります。内定をもらった段階でも、8割以上が不安を感じるというデータがあります。
後悔には2種類ある





じゃあ、私の後悔も、そのうち消えるんでしょうか。





どちらの後悔かで変わります。見分け方があるので、一緒に確かめてみましょう。
| 消えていく後悔 | 残る後悔 | |
|---|---|---|
| 中身 | 慣れない環境の疲れ、人間関係がまだできていない | 給料・労働時間など、条件そのものの不満 |
| 時間が経つと | 仕事と人に慣れるにつれて薄れる | 慣れても変わらない |
| 原因 | 変化そのもの | 入る前に確かめきれなかったこと |
国の調査で、転職した人が今の職場に不満を感じている項目を見ると、残る後悔の中身が見えてきます。
| 項目 | 不満・やや不満 |
|---|---|
| 賃金 | 27.6% |
| 労働時間・休日・休暇 | 17.7% |
| 福利厚生 | 15.1% |
| 会社の将来性 | 13.8% |
| 人間関係 | 13.4% |
| 仕事内容・職種 | 10.9% |
出典:厚生労働省「令和7年 転職者実態調査」
一番多いのは賃金です。給料や休みは、入ってから慣れても変わりません。
今の後悔が「疲れ」や「馴染めなさ」なら、もう少し時間をかけてみる価値があります。「条件」への不満なら、その後悔は時間では消えにくいものです。


後悔しなかった人は、何が違ったか
ここで、このブログの運営者の話をします。運営者は、中古車の販売会社、大手の仲介会社、家業、そして会社の経営と、何度か働く場所を変えてきました。
運営者の本音
どの転職でもきついことはありましたが、後悔はしていません。どれも納得して選んだので。
納得できた理由のひとつが、何を取って、何を手放すかを分かって選んでいたことです。
運営者の本音
仲介の会社は、給料はそこまで高くありませんでした。でも休みは多かった。そこはトレードオフだと分かって入りました。
給料が高くなくても、それを分かって選んでいれば後悔にはなりません。後悔になるのは、手放したものに入ってから気づいたときです。
経営の仕事は一番ハードでしたが、やりがいも一番。自分には会社員ではない働き方が向いていると気づけたのも、動いたからこそでした。
受け身だと、どこへ行っても「思っていたのと違う」
もうひとつ、運営者が挙げたのが、入ってからの構えです。
運営者の本音
受け身のままだと、どこへ行っても「思っていたのと違う」になると思います。やることをやっているだけで評価される職場は、少なくとも民間にはありません。
会社が何とかしてくれると思って入ると、期待とのずれは必ず出ます。
逆に、その場所で自分がどう活躍するかを考えて動ける人は、どこへ行っても満足度が高くなりやすい。スキルを磨くことと、入る前に会社をよく知っておくことが、その土台になります。


次は同じ失敗をしないために
国の調査では、転職したばかりの人のうち20.6%が「機会があればまた転職したい」と答えています。30〜34歳では24.9%です。
もし次に動くなら、同じ後悔を繰り返さないことが大事です。





でも会社のことって、入ってみないと分からなくないですか?
運営者の本音
面接で聞けることは十分あります。経営する立場から考えても、前向きな質問はむしろ好印象だと思います。
運営者が「これは聞いておきたい」と挙げた質問がこちらです。
- 1入社した人は、最初の3ヶ月で何をしますか?
- 2活躍している人に、共通点はありますか?
- 31年目から売上に貢献するために、できることは何ですか?
- 4今、現場ではどんな人が求められていますか?
どれも、入ったあとの自分の姿がはっきりする質問です。答えを聞けば、仕事の中身や求められる動き方が見えてきます。
運営者の本音
もし自分が採用する側なら、「入ったらどう活躍するか、もう考えているな」と伝わる質問をする人には、すごく好印象を持ちます。
給料や休みについても、遠慮せずに確かめてください。後悔の1位である賃金は、入る前に確かめられる条件です。
「また辞めたら、履歴書に傷がつくのでは」と不安な方は、こちらも参考にしてください。
転職で年収がどう変わるのかを知りたい方は、こちらをどうぞ。
まとめ:後悔と納得を分けるもの





私の後悔、給料じゃなくて、まだ職場に慣れてないだけかもしれないです。





それなら、答えを出すのはもう少し先でも大丈夫ですよ。その間に、ここで何ができるかを考えてみましょう。
今日の内容を整理します。
- 1一度は後悔する人が約6割。でも今も不満なのは約1割
- 2「戻りたい」は、選ばなかったほうが良く見えているだけのこともある
- 3慣れの後悔は消えていく。条件の後悔は残りやすい。不満の1位は賃金
- 4納得できる人は、何を手放すかを分かって選び、入ってから自分で動く
- 5次に動くなら、面接で「入ったあとの自分」が見える質問をする
転職を後悔していると、決断そのものが間違いだったように感じてしまいます。
ただ、後悔の多くは、変化に慣れるまでの一時的なものです。後悔と納得を分けるのは、何を選んで何を手放したかを、自分で分かっているかどうかです。
今の後悔がどちらなのかを確かめてから、次の一歩を決めても遅くはありません。





あと3ヶ月、ここで何ができるか試してみます。それでも条件が合わなければ、そのとき考えます。





期限を決めて試すのは、いいやり方です。どちらに転んでも、次はきっと納得して選べますよ。


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