
副業を始めようと思ってるんですけど、週末にバイトを入れるか、WEBライターみたいな仕事に挑戦するかで迷ってて。





始めようと思えているだけで、一歩進んでますよ。どっちで迷ってるんですか?





バイトなら確実にお金は入るじゃないですか。でも、それをずっと続けて何か残るのかなって。かといって、ライターで本当に稼げるのかも分からなくて。





いいところで迷ってますね。それぞれいくら稼げて、どう伸びるのか、数字で並べてみましょう。
この記事で扱うテーマ
副業は「報酬の貰い方」で2つに分かれる
副業を選ぶとき、職種や契約の形で考えると迷います。
先に見ておきたいのは、報酬がどう決まるかです。
| 時給型 | 単価型 | |
|---|---|---|
| 報酬の決まり方 | 働いた時間 × 決められた時給 | 仕上げたもの × 自分で決める単価 |
| 例 | 接客・販売、配達、軽作業 | 記事1本いくら、デザイン1件いくら |
| 収入を増やすには | 働く時間を増やす | 単価を上げる |
業務委託の仕事でも、時給で払われるものは時給型です。契約の名前ではなく、お金の決まり方で分けるとすっきりします。
ちなみに、実際に副業をしている人の1位は接客・販売でした。時給型が多数派です。


時給型:すぐ入るが、上限が決まっている
まず時給型から。
2026年8月のアルバイト・パートの全国平均時給は1,303円でした。
出典:マイナビ「2026年8月度 アルバイト・パート平均時給レポート」(求人広告データ)
この時給で、本業が休みの週末に働くとして
月20時間働くとこうなります。
時給型の目安
1,303円 × 20時間 = 月およそ2.6万円
時給型のいいところは、働いた分だけ確実に入ることです。初月から計算通りのお金になります。
一方で、収入を増やすには働く時間を増やすしかありません。時給が多少上がることはあっても、倍になることはまずありません。
半年後も1年後も、同じ時間働けば、だいたい同じ額です。
単価型:最初は稼げないが、上限がない





ライターとかの単価型って、実際どれくらい稼げてるんですか?





始めたばかりの人と、続けている人で、景色がまるで違うんです。両方見てください。
始めたばかりの層は、ほとんど稼げていない
副業も含めてフリーランスとして報酬を得た人の年収は、99万円以下が約7割。最も多いのは「10万円未満」の層でした。
出典:ランサーズ「フリーランス実態調査 2024年」(2,929名)
年間で10万円未満なら、月にすると1万円に届きません。最初の数ヶ月は、時給型に負けるのが普通です。
本業にした人は、平均で会社員を上回る
一方で、フリーランスを本業にしている人の数字はこうです。
| 年間収入の平均 | 528.1万円 |
| 会社員の平均給与(478万円)を上回る人 | 48.6% |
出典:マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査2025年版」
同じ単価型でも、始めたばかりの人と続けてきた人では、桁がひとつ違います。
ただし、月ごとの波が大きい
同じ調査で、本業フリーランスの月収の振れ幅も出ています。
| 収入が多い月の平均 | 57.0万円 |
| 収入が少ない月の平均 | 12.8万円 |
| 収入が0円の月がある人 | 32.4% |
3人に1人は、1年のどこかで収入がゼロの月を経験しています。
副業なら本業の給料があるので、この波を受け止めやすいのは強みです。


伸びる人は、何が違うのか





10万円未満で終わる人と、500万円まで行く人。やっぱりスキルの差なんですかね。





それも一つですが、データを見ると、もっと地味な差なんですよ。
フリーランス協会の調査で、「最も稼げる仕事の取り方」を聞いた結果です。
- 1人脈
- 2過去・現在の取引先
- 3エージェントサービス
出典:プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2025」
上位2つは、一度仕事をした相手から、また仕事が来るという流れです。
1件目をちゃんと仕上げた人に、2件目が来る。2件目で信頼された人に、少し高い仕事が来る。単価型で積み上がっていくのは、スキル以上に「関係」です。


副業の時給は、7年で1.7倍
副業全体で見ても、時給は上がっています。
| 2018年 | 2025年 | |
|---|---|---|
| 副業の時給(中央値) | 1,250円 | 2,083円 |
出典:パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」
アルバイトの平均時給1,303円と比べると、今の副業の真ん中はすでにその1.6倍です。年代別でも、副業の平均月収は20代で27,968円、40代以上で96,564円と、続けてきた世代ほど高くなっています。
出典:doda「副業の実態調査」
誤解しやすいところ
単価型も、時間と無関係ではありません。同じ協会の調査では、フリーランスの年収は稼働時間に比例する傾向があるとされています。
単価型の強みは「時間から自由になれる」ことではなく、上限を自分で引き上げられる余地があることです。
どっちから始めるべきか


どちらが正解というより、今の状況で決まります。
| こんな状況なら | 向いている型 |
|---|---|
| 今月から確実にお金が必要 | 時給型 |
| 体を動かしたい、人と話したい | 時給型 |
| 最初の数ヶ月は稼げなくてもいい | 単価型 |
| 1年後に今とは違う収入源を持っていたい | 単価型 |
| 本業の知識や得意なことを試したい | 単価型 |
両方やる、という選び方もある
お金も必要、でも時給型だけで終わりたくない。そんな場合は、組み合わせるのが現実的です。
時給型で生活の足しを確保しつつ、空いた時間で単価型を小さく育てる。単価型が時給型を上回った時点で、比重を移していけば大丈夫です。
単価型を始めるなら、ゼロからスキルを作るより、今の仕事で使っている知識や、人に頼まれがちなことから出すほうが早いです。
新しくスキルを身につけてから始めたい方は、こちらも参考になります。
まとめ:今月のお金か、1年後の単価か





単価型って、スキル勝負だと思ってました。1件目をちゃんとやるほうが大事なんですね。





そうなんです。上手さより、ちゃんとやり切った実績のほうが、次の仕事を連れてきますよ。
今日の内容を整理します。
- 1副業は、お金の決まり方で「時給型」と「単価型」に分かれる
- 2時給型は平均時給1,303円。月20時間でおよそ2.6万円、上限は時間で決まる
- 3単価型は年収10万円未満が最多。でも本業にした人の平均は528.1万円
- 4稼げる仕事の取り方は、1位が人脈、2位が過去の取引先
- 5迷うなら、時給型で足元を固めつつ単価型を小さく育てる
時給型は、今月のお金を確実にくれます。
単価型は、最初は負けます。そのかわり、1件ずつ積んだ関係が、1年後の単価を変えていきます。
どちらを選んでも間違いではありません。自分が今、どっちのお金を必要としているかで決めてください。





週末のバイトは続けつつ、平日の夜に1件だけ受けてみます。まずは1件目をちゃんと仕上げるところからですね。





いい順番です。その1件が、次の1件を連れてきますからね〜。
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実際に動き出してから出てくる迷いや不安は、「動く」のまとめで整理しています。






