
「やりたいことを見つけよう」ってよく言われますけど、そもそも自分が何をしたいのか分からなくて。自己分析?も何から手をつければいいのか。

いい悩みですね〜!実は自己分析って、やり方があるんですよ。そこを押さえられると、あなたが今抱えるモヤモヤも解消されると思いますよ!
この記事で扱うテーマ
迷ってるのはあなただけではない
結論から言います。「やりたいことが分からない」のは、少数派ではありません。
内閣府の「就労等に関する若者の意識」によると、20代の88.5%が仕事選びで「自分のやりたいことができる」を重視しています。ほぼ全員です。
一方、別の調査では約半数の20代が「やりたいことが分からない」と回答しています。
数字で見るギャップ
約9割が「やりたいことができる仕事」を求めている
約半数が「やりたいことが分からない」
出典:内閣府「就労等に関する若者の意識」ほか
求めている人の数と、見つかっている人の数が合っていません。
つまりこれは、若者なら誰しもが抱える普遍的な悩みなのです。

自己分析|3つの方法

3つもあるんですか?自己分析って、なんかこう、とにかくノートに書き出したりするものじゃないんですか?

それも1つの方法ですね。3つの方法はそれぞれに得意とするポイントがあるので、まず全体を見てみましょう!
自己分析のやり方は、大きく3つに分かれます。それぞれ「分かること」が違います。
| やり方 | 具体的には | 分かること |
|---|---|---|
| ① 書き出す | ノートに思ったことを出す | 自分がすでに知っている自分 |
| ② 質問に答える | 本のワークを使う | 自分では思いつかない角度 |
| ③ 人に聞く | 他人からどう見えるか聞く | 自分では見えていない自分 |
多くの人は①だけで終わります。そして「何も出てこなかった」と感じて、そこで止まります。
順番に見ていきます。

① 書き出す:頭の中を外に出す
頭の中だけで考えていると、同じことをぐるぐると繰り返し考えてしまっている経験はありませんか?
そういう時は、まず頭の中を書き出してみることがおすすめです。
実は、20分間書き出すだけで心身の状態が改善すると報告されています。
別の研究では、書き出した人はワーキングメモリ(頭の中の作業スペース)が増えたという結果も出ています。
書き出すことで、無意識に湧いていた不安が可視化され、
客観的に捉えることができるためです。
「頭がごちゃごちゃする」のは気のせいではありません。不安が頭の中の作業スペースを占領している状態です。
2つの書き方
ジャーナリング:ルールなし。思い浮かんだことをそのまま書く。「何を書いたらいいか分からない」と書いてもOK
Will-Can-Must:やりたいこと・できること・求められること、の3つに分けて書く。重なる部分を探す
ただし、弱点もあり、書き出す方法では自分がすでに知っていることしか出てきません。
② 質問に答える:外部の知見を利用する
①の書き出す方法では自分の内側を分析したあとはどうするか。
そこで使うのが、すでに用意された質問です。具体的には書籍等を用いて、体系化されたワークを自身で行うことで、自分には無い角度からの分析ができるようになります。
自己分析に使える書籍はたくさん出版されておりますので、
ここではおすすめをピックアップしてご紹介します。
※以下は商品リンクです(アフィリエイトを含みます)
書き込み式のワークで進めたいなら——著者は7000人の強みを見てきた強み発掘コンサルタント。自己分析が苦手な人向けにワークが厳選されています。
強みが分からないなら——才能を「つい、やってしまうこと」と定義した一冊。巻末に才能の具体例1000リストと300の質問が入っています。
③ 人に聞く:自分では見えていない自分
3つ目は、他人から見た自分を聞く方法です。「他己分析」と呼ばれます。
なぜこれが必要なのか。「ジョハリの窓」という心理学のモデルを見ると、はっきりします。
| 自分が知っている | 自分は知らない | |
|---|---|---|
| 他人が知っている | 開放の窓 | 盲点の窓 |
| 他人は知らない | 秘密の窓 | 未知の窓 |
注目してほしいのが「盲点の窓」です。自分では気づいていないのに、他人には見えている領域を指します。
ここには、思考のクセや思わぬ長所が入るとされています。
あなたが無意識に身につけていた強みは、他人から指摘されて初めて気づくものです。
①と②の方法では、この窓は絶対に開きません。自分の目で見ている限り、見えない場所だからです。

聞く相手が近くにいない時は?

③が大事なのは分かりました。でも友達に「私の長所って何?」って聞くの、正直かなり気まずいというか、恥ずかしいというか……

そうなんですよね〜。しかも身近な人ほど、気を遣って本当のことを言いにくいものです。
①と②の自己分析は今夜からでもできますが、③だけは相手が必要です。
しかも身近な人には、頼みにくいうえに気恥ずかしさもありますよね。
関係が近いほど、気を遣ってしまって率直な指摘は返ってきません。
一人だと視野が狭くなる
放置すると、判断そのものが狂います。『新版 科学的な適職』によると、就職・転職の失敗の7割は「視野狭窄」が原因だとされています。
しかも視野狭窄は、どんなに優秀な人にも起こります。同書は「人間の脳は職業選択に向いていない」とまで書いています。
4000以上の研究データをもとにした一冊で、読者が選ぶビジネス書グランプリ2021の自己啓発部門1位です。
第三者に頼むという選択肢
友人や家族に頼みにくいなら、利害関係のない第三者に聞く方法があります。
キャリア相談の分野では、費用をかけずに相談できるサービスもあります。有料との違いはこちらで整理しました。
まとめ:今できるものから始める

分かりました。ずっと書き出すことばかりやって「何も出ない」と落ち込んでたけど、あれは3分の1しかやってなかったんですね。

そこに気づけたら十分ですよ〜。出なかったのは、あなたに中身がないからじゃなかったんです。
自己分析には3つのやり方があり、それぞれ分かることが違いました。
- 1書き出す:自分がすでに知っている自分が出てくる
- 2質問に答える:自分では思いつかない角度が入る
- 3人に聞く:自分では見えない「盲点の窓」が開く
書いても何も出てこなかったのは、あなたに中身がないからではありません。①だけで終わっていたからです。
今夜できるのは①”書き出す”です。10分でも効果があります。
それで足りなければ②”質問に答える”、
その先に③”人に聞く”があります。
③で誰に聞けばいいのか迷ったら以下の記事を参考にしてみてください。
複数ある相談先について、こちらで整理しています。

早速おすすめされた本でワークをやってみます!それで止まったら、次は無料コーチングを受けてみるのもいいかも。

うんうん!いいですね〜。止まったら次の手がある、と分かっているだけで気が楽ですからね。いってらっしゃい!




